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3メガバンクが8月から普通預金金利を0.4%へ引き上げ——34年ぶり高水準

公開:2026年6月21日執筆:インフレ防衛メディア編集部

日本銀行が6月16日に政策金利を1.0%へ引き上げた翌日(6月17日)、三菱UFJ・三井住友・みずほの3メガバンクが相次いで、普通預金の金利を2026年8月3日から年0.4%へ引き上げると発表した。現行の0.3%から0.1ポイントの引き上げで、三菱UFJと三井住友にとっては1992年8月以来約34年ぶりの高水準となる。

何が起きているか

3メガバンクが普通預金金利を0.4%へ(8月3日適用)

日本経済新聞(2026年6月16日)および時事通信(2026年6月16日)によると、三菱UFJ・三井住友・みずほの3行は同日中に8月3日付での引き上げを発表した。いずれも日銀の政策金利引き上げ(0.75%→1.0%)を受けた対応だ。

また、変動型住宅ローン金利の基準となる短期プライムレートについても、三菱UFJとみずほは現行から0.25%引き上げ2.375%とすることを発表した。変動金利の実際の適用金利に反映されるのは、多くの銀行で2026年10月(銀行の一斉改定タイミング)となる見込みだ(モゲチェック、2026年6月16日)。

現時点での主な預金金利(普通預金)の目安

区分金利(年)時期
3メガバンク(現行)0.30%〜8月2日
3メガバンク(引き上げ後)0.40%8月3日〜
あおぞら銀行BANK支店0.75%現行(参考)

高金利のネット銀行・スマートフォン専用銀行はすでに0.5〜0.75%程度の普通預金金利を提供しており、メガバンクとの差はまだ大きい(銀行金利比較ランキング、2026年版)。

どう読むか

普通預金100万円を1年間預けた場合、0.3%では税引き前3,000円、0.4%では4,000円の利息となる。金額としては小さいが、ゼロ金利が続いた時代よりは確実に改善している。ただし、2026年5月のコアCPI(生鮮食品除く)が前年比+1.4%(総務省統計局)で推移していることを踏まえると、普通預金0.4%でも物価上昇には追いつかない水準だ。ドル円が161円台で円安基調にある今は、輸入物価の高止まりも続きやすい環境であり、手元現金の実質的な目減りが完全に止まっているわけではない。

注意

本記事は公開情報をもとにした情報提供を目的としており、投資・預金に関する助言ではありません。金利は各金融機関が独自に設定するものであり、今後変更される場合があります。最終判断はご自身の責任で行ってください。

インフレ防衛メディア編集部

「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。