広告/PR本サイトにはアフィリエイトリンクを含むページがあります。掲載内容は情報提供であり、投資助言ではありません。
ニュース

NYナスダック2.21%安・半導体指数7.9%急落——AI設備投資の持続性に疑問符

公開:2026年6月24日執筆:インフレ防衛メディア編集部

6月23日(NY時間)の米国市場は、ナスダック総合が前日比579.56ポイント(2.21%)安の25,587.04、S&P500が107.32ポイント(1.44%)安の7,365.47で引けた。ダウ平均はほぼ横ばい(-0.09%)だったが、フィラデルフィア半導体指数(SOX)が7.9%急落するなど、AI・半導体関連に集中した売りが主要指数を押し下げた。

何が起きているか

下落の核心にあるのは「AIブームを支える巨額設備投資に、本当に見合うリターンが見込めるのか」という疑念だ。マイクロソフト・グーグル・メタなどのハイパースケーラーが債務を活用してデータセンターに積み上げてきた設備投資(capex)を、市場が改めて問い直す局面に入っている。グローブ・アンド・メール紙が引用したポートフォリオマネジャーは「最近のAI関連ニュースは、これほどの投資が正当化されるのかという疑問を呼んでいる」と述べている(The Globe and Mail)。

個別では、Nvidiaが4.1%安、MicronとSanDiskがそれぞれ約13%安、IntelやAMD、Marvell Technologyも5〜9%台の下落となった(The Globe and Mail)。

前日(6月23日の東京市場)ではこの半導体株急落が韓国KOSPIの9.9%暴落(サーキットブレーカー発動)と連鎖し、日経平均も2,565円(3.55%)安の6万9,788円まで売られていた(日本経済新聞)。NY市場の続落を受け、6月24日の東京市場でも半導体・テック関連株は引き続き売り圧力にさらされやすい状況が続く。

為替では、ドル円が161円台半ばと約40年ぶりの円安水準を維持している。片山財務相とベッセント米財務長官がオンラインで緊急会談を行い、円安加速への警戒感を示したが、目立った介入は確認されていない(外為どっとコム)。また、FRBが今年12月に追加利上げを行うとの観測が強まっており、ドル高を下支えする構図が続いている。

どう読むか

今回の売りは「AIバブル崩壊」というよりも、2026年初来で急騰した半導体株の高値警戒感が解消される需給調整局面にあたる。一方、FRBの引き締め姿勢と161円台の円安が重なることで輸入物価の上昇が続きやすく、家計の購買力にも引き続き圧力がかかる構図だ。

注意

本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。個別銘柄の売買を推奨するものではなく、将来の株価・為替の動向を保証しません。最終判断はご自身の責任で行ってください。

インフレ防衛メディア編集部

「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。