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サムスン・SKハイニックスが週明けに巨額半導体投資計画を発表へ──AI需要と供給増懸念の読み方

公開:2026年6月28日執筆:インフレ防衛メディア編集部

サムスン電子とSKハイニックスのトップが、週明け6月29日(月曜日)に韓国政府主催の首脳会議に出席し、大型の半導体設備投資計画を公表する見通しだ(Bloomberg, 2026-06-26)。この発表を前に、先週は両社の株価が9%前後急落し、韓国の株価指数(KOSPI)では複数回サーキットブレーカーが発動された。米国株も直近5営業日でナスダックが連続下落しており、週明けの東京市場に影響が波及するかが注目される。

何が起きているか

1000兆ウォン規模の投資計画が29日に発表予定

サムスン・グループは今後10年で1000兆ウォン(約6460億ドル規模)を半導体などに投じる計画を発表する予定で、韓国の民間企業としては過去最大規模となる見込みだ(CryptoBriefing, 2026-06-26)。投資の柱はAI向けHBM(高帯域幅メモリ)・次世代DRAM・韓国国内の第2半導体クラスター拡張。サムスンとSKハイニックスを合わせると、HBMの世界シェアの大半を占める(Bloomberg Japan, 2026-06-26)。

「供給過剰」懸念で株価は先行して急落

大規模な生産能力の拡張がメモリ価格を押し下げるとの警戒感から、発表前に両社株が9%前後急落した(Yahoo Finance UK, 2026-06-26)。KOSPIは6月中に8〜10%超の急落を繰り返しており、複数回にわたりサーキットブレーカーが発動されて取引が一時停止した(日本経済新聞, 2026-06-26)。

SKハイニックスが25年ぶりに時価総額首位、Nasdaq ADR上場も迫る

6月22日、AI向けHBMでシェア約58%を持つSKハイニックスが時価総額でサムスン電子を約25年半ぶりに逆転し、韓国市場首位となった(日本経済新聞, 2026-06-22)。さらに7月10日にはナスダックでのADR(米国預託証券)上場も予定しており、日本を含む海外投資家からの注目が高まっている(TradingKey, 2026-06-26)。

どう読むか

29日の発表内容次第では、週明けの東京市場でも半導体・AI関連銘柄が動く可能性がある。「大規模投資=供給過剰→価格下落」と株価を売る動きと、「AI需要が旺盛で大量投資でも需給は崩れない」という見方が拮抗している局面だ。マイクロンなど競合の米国半導体株も同様の需給観測の影響を受けやすい。NISAで半導体ETFや関連銘柄を保有している場合は、29日の発表内容とその後の市場反応を確認しておくと判断材料になりそうだ。

注意

本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。個別銘柄の売買や特定の投資行動を推奨するものではなく、将来の株価・市場動向を保証しません。最終判断はご自身の責任で行ってください。

インフレ防衛メディア編集部

「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。