米国株はまちまち、ドル円162円台——今朝8:50の企業物価指数が焦点
7月9日の米国市場はダウ平均が下落する一方、ナスダックが小幅上昇と、方向感が分かれました。背景にある米イラン情勢の緊張と原油価格の乱高下は、輸入コストを通じて日本の家計とも無縁ではありません。
何が起きているか
米国市場(7月9日終値)
- ダウ平均:52,348.09(前日比 −1.09%)
- S&P500:前日比 −0.28%
- ナスダック総合:25,870.65(前日比 +0.20%)
(Bloomberg / Bloomingbit)
ホルムズ海峡を航行する船舶が攻撃を受け、米国がイランへの報復攻撃に踏み切ったことで、エネルギー輸送の寸断リスクが意識されました。WTI原油先物(8月限)は一時74.89ドルまで急伸したのち、「衝突は限定的」との見方が広がり72.08ドルで引けています(財経新聞 / 日本経済新聞)。
為替・金利
ドル円は162円台での推移が続いています(7月9日NY市場:162円26銭〜162円45銭)。米長期金利(10年国債)は夜間に低下し、これが円安の上値を抑えたとされますが、基調的なドル高は変わっていません(OANDA Japan / 財経新聞)。
本日の注目指標:6月の企業物価指数(8:50 発表)
日本銀行は本日8時50分、6月の企業物価指数(速報)を公表します。前月(5月分)は前年比+6.3%と、2023年2月以来3年3か月ぶりの高い伸びを記録。石油・石炭製品は同+13.8%と急騰しており、515品目のうち約8割で価格上昇が続いています(ニッセイ基礎研究所)。
どう読むか
原油の一時急騰と162円台の円安が重なっており、6月分の企業物価が5月の水準を維持・上回るようであれば、素材・エネルギーコストがじわじわ川下(消費財・サービス)に転嫁される流れが続く可能性があります。今朝の発表は、夏以降の物価動向を読む上で短期的な節目となりそうです。
注意
本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。個別銘柄・商品の売買を推奨するものではなく、将来の相場や経済指標の数値を保証しません。最終判断はご自身の責任で行ってください。
「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。