今週の米決算ラッシュ──TSMC(7/16)と大手銀行(7/14〜15)が「AIの天井」を試す
今週(7月14〜16日)は米Q2決算シーズンの本格スタートとなり、日本の個人投資家にも影響が大きいイベントが集中します。14日にJPモルガン・チェースら大手銀行が一斉決算、同日には米6月CPI発表も重なり、16日にはTSMCが世界のAIチップ需要の最新状況を明かします。
何が起きているか
TSMC Q2決算(7月16日)──「AIに天井はあるか」の試金石
世界最大の半導体受託製造企業・TSMCは現地時間7月16日(木)に第2四半期決算を発表します(TSMC IR)。市場予想はEPS 3.81ドル・売上高約400億ドル(前年同期比約33%増)で、前四半期(Q1)は純利益が前年比+58%と記録的な水準だった。AIサーバー向け先進パッケージング(CoWoS)の需要が続いているかが焦点で、TSMCは通期売上高の成長率を「30%超」と見込んでいます(TipRanks)。
米大手銀行決算(7月14〜15日)──高金利下での利益持続力を確認
7月14日(火)は市場開始前にJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、シティグループが発表します。JPモルガンはEPS 5.62ドル・売上高495億ドルが市場予想で、過去8四半期連続でコンセンサスを上回っています(IG)。15日にはゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレーが続きます。ゴールドマンはトレーディング・M&A業務が好調で、EPS約14.47ドル(前年比+32%)が市場予想です(Tickeron)。
どう読むか
TSMCの結果次第で、東京エレクトロンやアドバンテストなど日本の半導体関連株の方向感が変わりやすい。強い決算は「AIへの設備投資は続く」というシグナルになりますが、ガイダンス(先行き見通し)が慎重なら、SKハイニックス上場後に高まった期待の調整も考えられます。大手銀行決算で「高金利でも収益が拡大している」と確認されると、FRBが利下げを急がない根拠となり、ドル高・円安圧力の継続につながりやすい点も家計目線では気になるポイントです。
注意
本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。個別銘柄・ファンドの売買を推奨するものではなく、将来の株価・為替・業績を保証しません。最終判断はご自身の責任で行ってください。
「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。