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日経前場675円安も値上がり6割超——半導体株の底打ちが焦点

公開:2026年7月29日執筆:インフレ防衛メディア編集部

7月29日(火)の東京株式市場・前場は、日経平均株価が約2カ月ぶりの安値水準を付ける場面があったものの、値上がり銘柄が6割超を占めるという「見出しの数字ほど悪くない」内側の構造が透けて見えた。

何が起きているか

株探ニュースによると、7月29日の前引けは前日比675円06銭安の6万1689円86銭で続落。取引中は一時1162円安の6万1201円まで売られ、5月21日以来約2カ月ぶりの安値を付けた。プライム市場の前場売買代金は6兆3032億円。

一方で値上がり銘柄は993、値下がりは542と、6割超の銘柄が上昇している。指数を押し下げているのは主に半導体主力株の下げ幅の大きさだ。

背景となったのは米国での流れだ。OANDAによると、前日のNASDAQ100は276ポイント安(-0.98%)で終了し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4日続落で安値を切り下げた。AI関連への過剰投資への懸念と中国半導体メーカーの台頭が重なり、ハイテク株からディフェンシブ株への資金ローテーションが続いている。

東京市場では、キオクシアホールディングスが朝方のSKハイニックス決算を好感して上昇した後に下落に転じるなど、荒い値動きが続いた。東京エレクトロン・村田製作所・太陽誘電なども下落。前日の韓国KOSPI(総合株価指数)の急落が波及する形となった(日本経済新聞)。

なお、日銀は30〜31日に金融政策決定会合を開催予定。6月に政策金利を1.0%へ引き上げたばかりで、日銀ウォッチャー全員が据え置きを予想している。

どう読むか

昨日前場の「値下がり7割」とは打って変わり、今日は「値上がり6割」の構造となっており、下げが半導体株に絞られている点は注目に値する。NISA積立中の個人投資家には指数の振れ幅よりも、この半導体セクターが「底打ち→反転」するかどうかと、明日からの日銀・FOMC会合の声明が円安・物価にどう影響するかの二点が、今後数日の焦点になりそうだ。

注意

本記事は公開情報をもとにした情報提供を目的としており、投資助言ではありません。個別銘柄の売買を推奨するものではなく、将来の株価・為替・金利の動向を予測・保証するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

インフレ防衛メディア編集部

「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。