日経平均3日ぶり反発、半導体株けん引 日銀会合は明日結果へ
7月30日の東京株式市場は3日ぶりに反発し、日経平均株価は前日比433円24銭高(+0.71%)の6万1867円43銭で引けた。AI半導体関連の主力株が相場をけん引した。
何が起きているか
前日29日の引け後に決算を発表したアドバンテストが、2027年3月期の営業利益計画を従来の6275億円から8460億円へ大幅に上方修正した(前期比約7割増)。推論向けAI半導体のテスト需要が4月時点の想定を上回ったことが要因で、Bloombergは「アナリスト予想の7085億円を超えた」と報じた。この好決算を受けて半導体装置・検査装置関連銘柄に買いが広がり、日経平均全体を押し上げた。
一方、日銀は7月30〜31日の日程で金融政策決定会合を開いており、結果の発表は31日の予定。事前報道では「政策金利1.0%の据え置き」が有力とされ、6月の利上げ効果を見極める姿勢が続く見込みとなっている。為替は163円台前半で推移しており、40年ぶり水準の円安が続いている。
どう読むか
アドバンテストの利益予想の急拡大は、AI向け半導体需要がまだ高水準にあることを示す一つの材料だ。NISA口座で半導体ETFや関連株を保有している場合は追い風の局面にあたる。ただし、日銀が「据え置き→様子見」姿勢を続ければ円安は解消しにくく、輸入食品やエネルギー価格への押し上げ圧力が長引く可能性もある。明日の会合結果と植田総裁の記者会見が、当面の為替・金利の方向感を左右する。
注意
本記事は情報提供を目的としたものです。特定の銘柄・ファンドへの投資を推奨するものではなく、将来の株価・相場動向を保証するものでもありません。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。
「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。