米株が史上最高値・円は7円急伸──NISA外国株の円換算リターンに目を向けたい
前夜(日本時間8月5日朝)の米国市場で主要3指数がそろって最高値を更新した。一方で円は先週末から約7円急伸し157円台を推移しており、ドル建て資産を保有する日本の個人投資家にとっては「株高」と「円高」が同時に進む状況を確認しておきたい局面だ。
何が起きているか
8月4日(火)の米国株式市場は主要3指数がそろって史上最高値を更新した(The Motley Fool、TheStreet)。
- S&P500:7,737(+1.79%)― 初めて7,700台に乗せた
- ダウ工業株30種:54,086(+907ドル、+1.71%)
- ナスダック総合:26,585(+2.59%)
背景は好調な企業決算と中東の地政学リスクの緩和。AI関連のPalantirが+29%と大幅高となったほか、Arista Networksも+11%と決算後に急伸した。
一方で円相場は1ドル=157円台前後で推移(ExchangeRates.org.uk)。7月28日につけた163.9円からおよそ7円の急伸となっており、1週間足らずでの大幅な円高進行だ。
また、引け後の時間外取引ではAMDが-8%と急落。アドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)など国内半導体関連への影響が本日の東京市場で警戒される(TheStreet)。
どう読むか
NISAで米国インデックスファンドを保有している場合、ドル建ての基準価額は最高値圏にあるが、円換算では為替の影響を受けやすい。1週間で7円規模の円高が進むと、ドル建て運用益の一部が相殺される点は意識しておきたい。国内では輸出企業(自動車・電機)の株価に重しとなりやすい半面、輸入物価の下押しを通じた物価安定効果も中長期で期待できる。次の米連邦公開市場委員会(FOMC)は9月15〜16日で、追加利上げの有無が円ドルの方向感に影響する見込みだ。
注意
本記事は公開情報をもとにした情報提供を目的としており、投資助言ではありません。個別銘柄の売買を推奨するものではなく、将来の相場や為替レートを保証しません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。