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日銀9月追加利上げ観測が6割超え──住宅ローン固定金利も8月に引き上げ

公開:2026年8月9日執筆:インフレ防衛メディア編集部

翌日物金利スワップ(OIS)市場での日銀9月追加利上げ予想が6割を超えている。長期金利の上昇を受けて大手銀行は8月から住宅ローン固定金利を引き上げており、借り入れコストの上昇が家計に直接影響する局面が近づいてきた。

何が起きているか

日本銀行は7月31日の金融政策決定会合で政策金利を1%に据え置いた(賛成8・反対1)。ただし植田総裁は9月以降の追加利上げについて「しっかり議論する」と明言している(時事ドットコム・2026年7月31日)。

日本経済新聞によれば、OIS市場での9月会合での追加利上げ確率は60%を超えた(日本経済新聞・2026年8月)。Bloomberg集計でも10月までの利上げ確率は90%超とされており(Bloomberg・2026年8月3日)、市場は次の利上げをほぼ既定路線とみている。追い風になっているのは米側の姿勢で、ベッセント米財務長官が日銀の追加利上げを支持する立場を示したことで、日米協調による円安阻止の構図も意識されている。

住宅ローンにはすでに動きが出ている。NHKによれば大手銀行は長期金利の上昇を受けて、8月適用分の住宅ローン固定金利を引き上げた(NHKニュース)。変動金利についても、6月の利上げ(政策金利を1%へ引き上げ)を反映した見直しが各行で順次進んでいる(モゲチェック・2026年8月)。

どう読むか

9月に追加利上げが実現すれば、変動型住宅ローンの基準金利がさらに上がる可能性が高い。固定金利はすでに上昇局面に入っており、新規の借り入れや借り換えを検討している家庭は、現在の金利水準を早めに確認しておくと判断材料になる。円安が続く限り物価上振れ圧力が続きやすく、日銀が早期利上げに動きやすい環境は当面変わらないとみられる。

注意

本記事は公開情報をもとにした情報提供を目的としており、投資・借入の助言ではありません。金利動向や個別の住宅ローン選択については金融機関や専門家にご確認ください。最終判断はご自身の責任で行ってください。

インフレ防衛メディア編集部

「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。