日経平均が一時6万9600円台、AI・半導体株と地銀株が前場を牽引
8月14日(金)の東京株式市場・前場は、米国でのインフレ鈍化を追い風に半導体株が急伸し、日経平均株価が一時6万9600円台に乗せた。銀行株、とりわけ地方銀行株も日銀の追加利上げ期待を材料に堅調な値動きを見せた。
何が起きているか
日本経済新聞によると、14日前場終値は前日比580円42銭高の6万8889円01銭(0.85%高)。取引時間中には一時6万9600円台まで上昇し、約1カ月ぶりの高値水準をつける場面もあった。
上昇の中心は AI・半導体関連株だ。日経新聞の別報道では、アドバンテストが前日比2,790円(+7.76%)高の3万8,730円と株式分割考慮後の上場来高値を連日更新。TradingKey の報道によるとキオクシアも+7.20%の5万5,530円と急伸し、株探ニュースでは「話題株・買いトップ」として特別気配に指定された。
背景にあるのは米国のインフレ鈍化だ。CNBC によれば、米7月CPI は前月比+0.1%、前年比+3.4%と落ち着きを見せ(8月12日公表)、続いて発表された7月PPIも市場予想を下回った(TradingKey)。米連邦準備制度(Fed)の利上げ懸念が後退し、グロース株・半導体株への買いが世界的に広がった。
もう一つの柱は日銀の追加利上げ観測だ。日経新聞は、金利上昇による利ざや改善期待から阿波銀行・いよぎんホールディングスが実質的な上場来高値を更新したと伝えている。Bloomberg は日本株が週間で約2カ月ぶりの大幅上昇に向かっていると報じた。
どう読むか
「米インフレ鈍化 → Fed 利上げ懸念後退 → 半導体株高 → 日本株の追い風」という構図は今週で 3 日続いており、短期的な勢いはある。一方で日銀の追加利上げ期待は円高方向への圧力にもなりうるため、引き続き為替と金利の動向が日本株の上値を左右しそうな局面だ。
注意
本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。個別銘柄の売買を推奨するものではなく、将来の株価を保証しません。最終判断はご自身の責任で行ってください。
「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。