米CPI2日連続鈍化でS&P500が終値最高値——ドル円は159円台高止まりで輸入インフレ圧力は続く
米国時間8月13日(木)のNY株式市場は、2日続けて物価指標が鈍化したことを受けてリスクオンが優勢となり、S&P500が前日比0.65%高の7,798.99ポイントと終値最高値を更新した。NASDAQも0.81%高の26,803ポイント、NYダウは0.13%高の5万3,839ドルで引けた。
何が起きているか
8月12日に発表された米7月消費者物価指数(CPI)は前年比+3.4%(コアCPI +2.5%)と、前月から小幅低下した。翌13日発表の7月生産者物価指数(PPI)も鈍化傾向を示し、FRB(米連邦準備理事会)が9月会合で利上げに踏み切る確率は約30%まで後退した(みんかぶFX、2026年8月14日)。
一方、米10年債利回りは一時4.61%まで低下したものの、年末までの追加利上げ確率は市場で90%超と依然高く、利回りの低下幅は限定的だった(みんかぶFX)。
ドル円は8月14日午前9時時点で159.43〜159.44円と、前日比ほぼ横ばい。2日間の物価鈍化でも大きな円高にはつながらず、159円台の円安水準が続いている(OANDA Japan、2026年8月14日)。次の方向感を決めるイベントとして、8月27〜29日のジャクソンホール会議でのFRBパウエル議長の発言が注目される。
参照:日本経済新聞「米利上げ観測が後退、7月CPIの伸び縮小で」
どう読むか
米国のインフレ鈍化でS&P500が最高値を更新したことは、NISAで米国株インデックスに積み立てている投資家には短期的な追い風となりやすい。ただしドル円が159円台を維持する限り、日本の食料・エネルギーなど輸入品の価格押し上げ圧力は続く。「利上げ終了=円高」を期待しにくい局面が続いており、ジャクソンホールまではFRBの姿勢を見極めながら様子見が続きそうだ。
注意
本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。個別銘柄・金融商品の売買を推奨するものではなく、将来の相場水準を保証するものでもありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
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