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米CPI・PPIがともにインフレ鈍化を示す——9月利上げ観測が後退、ドル円は159円台で底堅く推移

公開:2026年8月16日執筆:インフレ防衛メディア編集部

米国でインフレ鈍化を示す指標が相次いで発表された。8月12日(火)発表の7月消費者物価指数(CPI)に続き、13日(水)発表の7月生産者物価指数(PPI)も予想以上の鈍化を記録。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ観測が後退し、週末のドル円は158〜159円台で推移した。

何が起きているか

**7月 CPI(消費者物価指数)の前年比は+3.4%**で、市場予想と一致した(6月は+3.8%)。コアCPIも前年比+4.2%と予想通りで、インフレの落ち着きを示した(出典:ダイヤモンドZAi)。

**7月 PPI(生産者物価指数)の前年比は+4.7%**と、6月の+5.5%から大幅に鈍化し、市場予想を下回る内容となった(出典:Bloomberg)。PPIは企業が受け取る出荷価格の指標で、将来の消費者物価に先行することが多い。

こうしたインフレ指標の沈静化を受け、9月FOMC での追加利上げ確率が低下した。米10年債利回りは週を通じて4.65〜4.73%で推移(出典:みんかぶFX)。

ドル円は、8月上旬の雇用統計ショックで一時157.54円まで円高が進んだ後、週後半にかけて持ち直し。14日(金)のNYタイムでは158.60円〜159.40円のレンジで取引を終えた(出典:財経新聞)。

米国株式市場は、インフレ鈍化によるハイテク株買いが続いた一方、13日のS&P500史上最高値更新後の翌14日は利益確定売りで小幅反落(ダウ平均 -107ドル、S&P500 -0.2%)となった(出典:株探)。

どう読むか

CPI・PPI の2指標そろってのインフレ鈍化は、FRBが追加利上げをしにくい環境を強める。利上げ観測が後退すると米国債利回りが下がりやすく、理論上はドル安・円高要因となる。ただし今週の為替は「米利上げ後退=円高」という単純な動きにはならず、ドル円は159円台で底堅く推移した。日米の金利差は依然大きく、円安圧力の構造そのものは変わっていない点に注意したい。NISA口座などで米国株ファンドを保有している場合、円安が続くと円換算の評価額を押し上げる効果があるが、円高に転じた際の影響も念頭に置いておきたい局面だ。

注意

本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。個別銘柄の売買や金融商品の購入を推奨するものではなく、将来の為替・金利・株価の動向を保証しません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

インフレ防衛メディア編集部

「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。