前場に日経平均が一時2100円安、AI・半導体株に急落
19日午前の東京株式市場で日経平均株価が急落した。前場中に一時2100円超の下げ幅を記録し、心理的節目の6万6000円を割り込む場面があった。前場の終値は前日比1736円48銭(2.57%)安の6万5724円25銭。10日以来、6営業日ぶりの安値水準となった。
何が起きているか
直接の引き金は前日18日の米国株安だ。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が約5%下落し、東京市場でも東京エレクトロンやキオクシアHDなどAI・半導体関連銘柄に売りが集中した(日本経済新聞・前引け概況)。
金利面の逆風も重なった。18日の米30年物国債利回りが一時**5.33%**と19年ぶりの高水準を記録(日本経済新聞)。日本でも長期金利が前日に約30年ぶりの水準まで上昇しており、高PER銘柄(グロース・ハイテク株)への逆風が強まった(日本経済新聞・先読み株式相場)。
さらにトランプ大統領がSNSでイランとの交渉を否定する投稿をし、中東の地政学リスクへの警戒感がリスク回避売りを後押しした(株式新聞Web)。円相場は1ドル=159円台半ばで推移した(OANDA・外為ニュース)。
どう読むか
今回の下落は「米長期金利の高止まり×半導体・AI株安」が同時に来たケース。金利が高いとグロース株の割引率が上がり、特に高PERの銘柄が売られやすい構造になる。NISAで全世界株式や先進国株のインデックスを積み立てている場合、基準価額が短期的に下振れしやすい局面だが、毎月定額を続ける仕組みなら下落局面は平均取得単価を下げる機会にもなる。米長期金利の動向と日銀の次回利上げ観測(市場では9月の確率が約8割との報道)が、当面の相場の主な変数となりそうだ(Bloomberg)。
注意
本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。個別銘柄の売買や特定の投資行動を推奨するものではなく、将来の株価・市場動向を保証しません。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。
「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。