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個人向け国債8月号・変動10年が年1.87%——長期金利高水準で安全資産の魅力が増す

公開:2026年8月22日執筆:インフレ防衛メディア編集部

長期金利の上昇が続くなか、今月募集中の個人向け国債が近年にない水準の利回りを示している。8月の募集(8月6日〜31日)では、変動10年が年1.87%、固定5年が年2.06%、固定3年が**年1.71%**と、インフレ率に近い水準の利息が得られる状態になった(money-pro.net 2026年8月版)。

何が起きているか

■ 個人向け国債8月号の利率

財務省が8月6日〜31日に募集している個人向け国債の適用金利(税引き前)は以下のとおり(money-pro.net)。

種類利率(年・税引き前)10万円あたり年間利息(税引き後)
変動10年1.87%約1,490円
固定5年2.06%約1,642円
固定3年1.71%約1,363円

変動10年の利率は長期金利(10年国債利回り)に連動する仕組みで、今年に入ってから段階的に上昇してきた。10年国債利回りは先週(8月18〜21日)に一時2.95%まで上昇後、21日は2.83%前後で推移しており、歴史的な高水準が続いている(Trading Economics – Japan 10-Year Bond Yield)。

■ 住宅ローン固定金利は3%台後半に

金利上昇の恩恵を受ける「貯める側」と裏腹に、「借りる側」には逆風が続いている。8月時点で大手銀行の10年固定住宅ローン金利は**3.780%前後まで上昇。変動金利は平均1.082%**と依然低水準だが、ネット銀行(ドコモSMTBネット銀行・楽天銀行など)が相次いで変動金利を引き上げており、今後の上昇余地が意識されている(モゲチェック・2026年8月住宅ローン金利動向)。

どう読むか

個人向け国債の変動10年は元本割れなしで半年ごとに金利が見直される国の債券であり、日銀が追加利上げに動くと読むなら利率がさらに上振れる可能性がある。一方で固定住宅ローンを検討中の家庭にとっては、金利が高止まりするほど毎月の返済負担が増すタイミングとなっており、長期固定か変動か の選択が一層難しくなっている局面だ。

注意

本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。個人向け国債の購入や住宅ローンの借り入れを推奨するものではなく、将来の金利・物価を保証するものではありません。最終判断はご自身の責任で行ってください。

インフレ防衛メディア編集部

「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。