8月の東京CPI、コア1.8%上昇——日銀9月利上げ観測は高止まり
8月28日朝、総務省が発表した東京都区部消費者物価指数(8月・速報)で、生鮮食品を除くコアCPIが前年同月比+1.8%となった。7カ月連続で日銀の物価目標(2%)を下回ったものの、市場では9月の追加利上げ観測が依然として強く、円相場・株式市場ともに注目が集まっている。
何が起きているか
8月28日発表の東京都区部CPI(速報)の内訳は以下のとおり。
| 指数 | 前年同月比 | 前月(7月) |
|---|---|---|
| 総合 | +1.9% | +2.0% |
| コア(生鮮食品除く) | +1.8% | +1.9% |
| コアコア(生鮮食品・エネルギー除く) | +2.0% | +2.0% |
コアは市場予想(+1.7%)を上回ったが、総合は前月比では鈍化。エネルギーを除いた「コアコア」は2.0%で横ばいを維持した(Investing Live)。
東京都区部CPIは全国CPIに約1カ月先行する先行指標として市場で注目されており、日本経済新聞も「7カ月連続で2%割れ」と報じた。
前場(午前11時33分時点)の株式市場では、日経平均株価が前日比+550.90円の66,682.88円と堅調に推移。ドル円は159円42銭前後と、円安水準が続いている(ZAI)。
市場参加者はジャクソンホール会議でのFRB議長発言と、9月の日銀政策決定会合を強く意識している。日銀の9月利上げ(現行1.00% → 1.25%)は、市場確率で約80%台と高止まりの状態だ(Investing Live)。
どう読むか
コアCPIが2%を下回る一方で「コアコア」が2%で踏みとどまっているのは、エネルギー価格の影響を取り除いても生活に密着した財・サービスの値上がりが続いていることを示している。円安水準(1ドル159円台)が輸入コストを押し上げ続けており、今後も食料や日用品の値上がりが家計を圧迫しやすい局面といえそうだ。9月に日銀が利上げに踏み切れば住宅ローン変動金利への影響も視野に入ってくる。
注意
本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。個別銘柄の売買を推奨するものではなく、将来の株価・金利・為替を保証しません。最終判断はご自身の責任で行ってください。
「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。