ナスダックが6月以来の最高値更新―AMDが時価総額1兆ドルを初突破
9月21日(現地時間)の米国株式市場は、AI半導体銘柄の急騰が相場を牽引し、ナスダック総合指数が6月以来初の過去最高値引けを記録した。NISA口座でナスダック連動ETFや半導体ファンドを保有する日本の個人投資家にとっても、その動向は気になるところだ。
何が起きているか
前日21日の米国株式市場の終値は、ダウ工業株30種平均が前営業日比+366ドル(+0.71%)の52,048ドル、S&P500が+1.49%の7,764、ナスダック総合が+2.26%の27,122だった。ナスダックの最高値更新は6月以来初めて。
市場を動かした最大の材料は半導体大手AMDの急騰だ。同社株はこの日約10%上昇し、史上初めて時価総額が1兆ドルを突破。米チップメーカーとして1兆ドルを超えたのはNVIDIA・Broadcom・Micronに次いで4社目となる。今年に入ってからの同社株の上昇率はここまで約180%。インテルも同日+12%と大きく上昇した。
背景にはAIアプリへの期待がある。AMDの主要顧客であるMetaの「Muse AI」アシスタントがAppleアプリストアの無料ダウンロード首位を獲得したと伝わり、AI向け半導体需要の拡大期待が広がった。Metaの株価も同日11%超上昇している。
米10年債利回りは低下し、グロース株の上昇を後押しした。一方、円相場は1ドル=157円台と円安水準が続いており、輸入物価への影響を通じた家計への下押し圧力も残る。
どう読むか
ナスダックの最高値更新をけん引したのはAI関連の一部銘柄に集中しており、指数全体が均等に上昇したわけではない点は注意が必要だ。円安水準が継続していることは米国株の円建て評価額を押し上げる一方、輸入物価の高止まりを通じて生活コストにも引き続き影響する。
注意
本記事は公開情報をもとにした情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。個別銘柄の売買を推奨するものではなく、将来の株価や相場動向を保証するものでもありません。投資に関する最終判断はご自身の責任で行ってください。
「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。