米10年金利が5.2%台に上昇、ドル円157円前後で推移―米株は反落(9月29日 朝)
先週末(9月28日)の米国市場は反落。長期金利が2007年以来の高水準に達し、株式相場の重しとなった。ドル円は今朝も157円台で推移しており、円安圧力が続いている。
何が起きているか
米国株式市場は9月28日(金)に下落した。財経新聞・Fiscoの市場サマリーによると、NYダウは347.11ドル安の51,481.51ドル、ナスダックは248.34ポイント安の26,820.38で引けた。前日(9月25日)に連騰していた反動もあり、長期金利の上昇に対する警戒が売りを誘った。
みんかぶ FXのデータによると、ニューヨーク市場のオープン時点で米10年債利回りは5.217%に上昇して始まり、その後も5.2%台で推移した。原油価格の上昇がインフレ懸念を再燃させ、FRBの利下げ期待が後退したことが背景にある。
ドル円は今朝(29日)も157円台前半で推移。OANDAの市場レポートによると、三村財務官が円の過小評価に日米で認識を共有していると発言したことで一時156.50円前後まで円高が進む場面もあったが、米金利上昇を受けて157円台を回復している。外為どっとコムの分析では、米10月・12月の連続利上げを50%以上織り込む動きも出ており、本日も米金利と口先介入の綱引きが続く見通しとされる。
どう読むか
米10年債利回りの5.2%台は、NISA口座で米国債や米国株を保有する個人投資家にとって複合的な影響がある。金利上昇は債券価格の下落要因となる一方、高金利が続けばドル建て資産の利回り面では魅力が増すという側面もある。ただし円安(157円台)が進んでいる状況では、円換算での損益が為替変動に大きく左右されやすい点には注意が必要だ。
注意
本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。個別の金融商品の売買を推奨するものではなく、将来の市場動向を保証しません。最終判断はご自身の責任で行ってください。
「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。