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米8月PCEが予想下回る、ダウは9月に4%超安──インフレ鈍化と金利高のはざまで

公開:2026年10月1日執筆:インフレ防衛メディア編集部

9月30日(現地時間)、米商務省がFRBの重視するインフレ指標「PCEデフレーター」の8月分を発表した。コアPCEは前年比3.0%と市場予想の3.3%を下回り、インフレの着実な鈍化を示した一方、9月のダウ工業株30種は月間4.3%安と軟調な締めくくりとなった。

何が起きているか

米商務省が9月30日に発表した8月のコアPCEデフレーター(前年比3.0%、予想3.3%)は、7月の3.3%から大幅に鈍化した。PCE総合も3.4%と予想(3.7%)を下回った。これを受けて11月FOMCでの追加利上げ確率は51%から37%に低下した(Yahoo Finance, 2026/09/30)。

9月30日の終値はダウが50,906ドル(前日比▲444ドル)、S&P500が7,651(▲0.25%)、ナスダックが26,861(+0.24%)。月間ではダウ▲4.3%、S&P500▲0.5%、ナスダック+1.9%と明暗が分かれた。

月間の重荷となったのは米長期金利で、9月下旬に米10年国債利回りは一時5.14%と19年ぶり高水準を記録した(TheStreet, 2026/09/30)。国内では日本銀行が9月18日に政策金利を1.25%へ引き上げ(KuCoin Blog)、約31年ぶりの高水準となったが、日米金利差は依然大きく、ドル円は156円台での推移が続いている(adnkronos, 2026/09/08)。

どう読むか

コアPCEが予想を大きく下回ったことはFRBにとって「利上げを急がない」根拠になりえる。ただし3.0%はまだ目標の2%を上回っており、長期金利が5%超で高止まりする環境では、金利感応度の高いダウ型の銘柄よりも成長期待が強いナスダック型が相対的に選好されやすい状況が続く可能性がある。NISAで米国株式インデックスを積み立てている場合は、円建てのリターンがドル円水準に左右される点にも留意したい。

注意

本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。個別銘柄・指数の売買を推奨するものではなく、将来の相場や経済指標の推移を保証しません。最終判断はご自身の責任で行ってください。

編
インフレ防衛メディア編集部

「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。