日経平均が大幅反発、米9月雇用統計の下振れでFRB利上げ観測が後退
2026年10月5日(月)の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発した。AI・半導体関連銘柄を中心に買いが優勢となり、終値は前週末比1,637円40銭(2.40%)高の6万9,946円86銭で終了。終値ベースでの69,000円台回復は8月17日以来、約1カ月半ぶり。東証株価指数(TOPIX)も54.22ポイント(1.33%)高の4,145.22と反発した(日本経済新聞 マーケット)。
何が起きているか
反発の主因は、前週末2日(米東部時間)に発表された2026年9月の米雇用統計だ。非農業部門雇用者数(NFP)は前月比+2万9,000人と、市場予想の+9万人を大幅に下回った。失業率は4.2%(予想4.1%)、平均時給の伸びは前年比+3.0%(予想+3.2%)と、雇用・賃金ともに減速を示す内容だった(Bloomberg, 2026-10-02)。
この結果を受けてFRBが10月27〜28日のFOMCで追加利上げに動く確率は低下し、CME FedWatchによる10月据え置き確率は77.3%まで上昇した(HeadTopics, 2026-10-04)。利上げ観測の後退から前週末の米株式市場が上昇し、週明けの東京市場でもそのムードを引き継いだ形だ。
どう読むか
米雇用の減速はドル安・円高圧力につながりやすく、今後の輸入物価や国内インフレ指標に影響しうる。NISA枠でインデックス投資を続けている人にとっては、利上げサイクルの終わりが近づく局面では株式・債券ともに追い風になりやすいとされる一方、為替の振れ幅には引き続き注意が必要だ。次の焦点は10月のFOMC(27〜28日)と、その前に出る米CPIなど物価指標の結果になりそうだ。
注意
本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。個別銘柄の売買や特定の投資行動を推奨するものではなく、将来の株価・為替・金利の動向を保証しません。最終判断はご自身の責任で行ってください。
「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。