【10月9日 市場総括】日経69,000円台で週を終える 長期金利3%超が住宅ローンを押し上げ
10月9日(金)の東京株式市場は、前日の急落(993円安)から下げ止まり、日経平均が前日比11円安の6万9030円でほぼ横ばいのまま週の取引を終えた。一方、長期金利(10年国債利回り)は3%台を維持し続けており、固定型住宅ローン金利を中心に家計への波及が続く局面だ。
何が起きているか
日経平均・株式市場の終値
10月9日の日経平均終値は6万9030円92銭(前日比-11円19銭、-0.02%)で、前日の993円安から下げ止まった(財経新聞)。今週は一時7万円台に乗せる場面もあったが、週末にかけて世界的な金利上昇やAI関連株の重しから上値が抑えられた。TOPIX(東証株価指数)は4104.81と小幅上昇で引けた。
長期金利:3%台を維持
国債先物は124円93銭で取引を終了し、10年国債利回りは3.006%で大引け(財経新聞)。長期金利は9月1日に一時3%を付けて1996年以来の高水準を記録しており(秋田魁新報)、10月に入っても3%超えの水準が続いている。米10年債利回りは5%台半ばで推移し、日本国債への売り圧力を支えている。
ドル円・円安
ドル円は158円23〜25銭台で推移し、円安基調が続いている。円安は輸入物価を押し上げる要因となっており、食品やエネルギーを通じた物価上昇圧力が依然として残る。
来週の注目点
来週(10月12〜16日)は米CPIの発表と、16日の植田日銀総裁による挨拶が市場の焦点とされている(外為どっとコム)。日経平均が7万円を回復できるかどうかも引き続き注目される。
どう読むか
長期金利3%台は、主要銀行の固定型住宅ローン金利に反映されやすいため、これから住宅購入や借り換えを検討している家庭には注意が必要な水準だ。円安158円台が続く中、食品・エネルギーの輸入コスト高と住宅ローン金利上昇が同時進行しており、家計への複合的な圧力は当面続きそうだ。
注意
本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。個別銘柄の売買や特定の資産への投資を推奨するものではなく、将来の価格変動を保証しません。最終判断はご自身の責任で行ってください。
「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。