広告/PR本サイトにはアフィリエイトリンクを含むページがあります。掲載内容は情報提供であり、投資助言ではありません。
ニュース

米国株3指数上昇・決算シーズン始まる——ドル円157〜158円台で輸入コスト高止まり

公開:2026年10月12日執筆:インフレ防衛メディア編集部

先週金曜(10月9日)のニューヨーク市場は主要3指数がそろって上昇した。9月の米雇用統計が市場予想を大幅に下回ったことで10月FOMCの利上げ観測が急速に後退し、投資家のリスク選好が高まった形だ。今週10月13日(火)からはJPモルガン・チェースをはじめとする米大手金融機関の第3四半期決算発表が相次ぐ。円は先週来157〜158円台と高止まりしており、国内の食料・エネルギーの輸入コスト上昇が続く構図は変わっていない。

何が起きているか

10月9日(金)の米国市場終値は以下のとおり(Yahoo!ファイナンス)。

  • ダウ工業株30種平均: 51,654.95ドル(前営業日比 +423.31ドル、+0.83%)
  • S&P500: 7,811.54(+46.18、+0.59%)
  • ナスダック総合: 27,366.17(+172.83、+0.64%)

上昇の背景に、10月3日発表の9月米雇用統計がある。非農業部門就業者数は前月比+2万9,000人と市場予想(+約9万人)を大幅に下回り、8月・7月分も下方修正された。さらに8月のPCE(個人消費支出)デフレーターの前年比も3.4%と市場予想の3.7%を下回った。これを受け、FOMCが10月27〜28日の会合で利上げを決める観測は約6割から約2割まで低下したと報じられている(熊本日日新聞(共同通信配信)、2026年10月3日)。

為替市場では、10月6日時点でドル円が157円台後半と高止まりしていた(OANDA Japan、2026年10月6日)。

今週は10月13日(火)にJPモルガン・チェース(JPM)とウェルズ・ファーゴ(WFC)が第3四半期決算を発表する予定で(マネックス証券、2026年9月24日)、市場全体の方向感に影響する注目イベントとなる。なお、本日(10月12日)は米国の「コロンブスデー」にあたり、米国債市場は休場だが株式市場は通常どおり取引が行われる。

どう読むか

雇用の鈍化とインフレ指標の下振れにより、FRBが「現状維持か」という見方が強まりつつある。日米金利差が縮まる方向に動けば円高方向への余地も出るが、157〜158円台は依然として歴史的な円安水準であり、輸入食料・エネルギーの価格高止まりは引き続き家計の重荷になりやすい。今週から始まる金融大手の決算結果が好調であれば市場の楽観が続く一方、期待を下回れば株安・リスク回避の動きが広がる可能性もある。

注意

本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。個別銘柄・金融商品の売買を推奨するものではなく、将来の為替・株価・金利を予測・保証するものでもありません。最終判断はご自身の責任で行ってください。

編
インフレ防衛メディア編集部

「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。