米ナスダック週間4.5%安、AI株急落と利上げ観測再燃|日本の個人投資家への影響
先週末の米国市場では、インフレ指標が予想を上回ったことで連邦準備制度(Fed)の追加利上げ観測が再燃した。ナスダック総合指数は週間で4.5%下落し、6月以来最大の週間下落率を記録。AI・半導体関連株への売りが集中し、円安も続いている。
何が起きているか
10月16日(金)の米国株式市場では主要3指数がそろって下落した(Yahoo Finance)。
| 指数 | 終値 | 前日比 | 週間 |
|---|---|---|---|
| ナスダック総合 | 26,140.03 | −2.14% | −4.5% |
| S&P 500 | 7,659.44 | −1.09% | −2.0% |
| NYダウ | 52,002.41 | −0.34% | +0.7% |
週間下落を主導したのはAI・半導体株だ。データセンター向けクラウドのCoreWeaveが1日で12%安(借り入れ負担への懸念)。半導体ETF(SOXX)は4%安。主要IT株ではMeta▲約4%、Tesla▲約2%、Nvidia▲約1.5%と軒並み売られ、Appleのみ約0.5%高と唯一プラスを維持した。
下落の直接の引き金は、週中に発表されたCPI(消費者物価指数)とPPI(生産者物価指数)がともに市場予想を上回ったことだ。市場が織り込む12月のFed利上げ確率は89%に跳ね上がり、長期金利も上昇した。高金利はAI関連の大型設備投資の採算性への懸念と重なり、テック株への売りを加速させた。
為替はドル円が157〜158円台で推移している(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)。
どう読むか
米利上げ再燃とドル高が続く局面は、輸入コストを通じて国内の物価上昇圧力を高めやすい。NISAの成長投資枠で米国IT・半導体関連ファンドを保有している場合は、今週の変動幅と自身のリスク許容度を照らし合わせる良い機会かもしれない。
注意
本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。個別銘柄・ファンドの売買を推奨するものではなく、将来の相場や物価を保証しません。最終判断はご自身の責任で行ってください。
「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。