日銀10月会合を来週に控え、円は158円台 12月利上げシナリオを読む
日経平均は10月21日(水)、前日大幅安の反動で反発したものの、円はなお1ドル157〜158円台と円安水準が続いた。来週29〜30日には日銀の金融政策決定会合が控えており、市場では今月の利上げ見送りを織り込みつつ、次の焦点を12月会合へ移している。
何が起きているか
10月20日(火)の日経平均終値は6万4,075円と前日比841円安で終了。翌21日の日中は買い戻しが入り、13時時点では6万4,659円(前日比+583円)と反発した(Investing.com)。
為替は1ドル157〜158円台の円安水準。長期金利(10年国債利回り)は2.895%で推移している。
日銀の現在の政策金利は1.25%。9月の会合で0.25%引き上げられたばかりで、ブルームバーグ(10月13日付)などは「今月会合は利上げ見送りの公算大」と伝えている。BigGoファイナンスによると、同時に公表される「展望レポート」では2027年度の物価見通しが小幅に上方修正される可能性がある。
12月会合での追加利上げ(政策金利1.5%)が有力視されており、物価上昇率が日銀の目標とする2%に到達したかどうかの判断も注目点だ。
どう読むか
今月の利上げ見送りが決まれば、円安圧力は短期的に続きやすく、輸入物価を通じた食料品・エネルギーの高止まりにつながりやすい。一方、12月に利上げが実現した場合は円が持ち直し、輸入インフレの緩和要因になる可能性がある。家計の光熱費・食費への影響という意味では、12月会合の結果が当面の焦点になりそうだ。
注意
本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。株価・金利・為替は変動するものであり、将来の数値を保証するものではありません。最終判断はご自身の責任で行ってください。
「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。