米10年債利回りが5%目前、ドル円は200日線割れ——今週はFOMC・日銀・半導体決算が集中する
先週末10月23日(金)の米国市場は原油高と中東リスクを背景に続落し、米10年債利回りが4.999%と5%目前まで上昇した。ドル円は156円86銭で引け、200日移動平均線(約157円台)を下抜けた。今週(26〜30日)はFOMC・日銀会合・ビッグテック&国内半導体の決算が一気に集中しており、特に30日(金)は市場の節目になりやすいと見られている。
何が起きているか
先週末(10/23)の米国市場
中東情勢の緊迫化で原油(WTI)が1バレル103.27ドルに高止まりしたことを受け、生活必需品(−1.83%)・一般消費財(−1.39%)など個人消費関連セクターへの売りが広がった(OANDA 2026/10/26)。エネルギー株のみ+2.51%と買われた。
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| NYダウ | 52,215.16ドル | −652.82(−1.23%) |
| S&P 500 | 7,623.68 | −39.75(−0.52%) |
| ナスダック | 25,955.34 | −53.52(−0.21%) |
| 米10年債利回り | 4.999% | — |
| ドル円 | 156円86銭 | 200日MA下抜け |
(出典:TBLアドバイザリー 週間展望 2026/10/26)
今週の主なイベント
- 10月27〜28日 FOMC:FF金利は据え置き見通し。焦点は声明・議長会見での「12月追加利上げ」のシグナル。
- 10月28日 ビッグテック決算:アルファベット・マイクロソフト。設備投資(AI投資)の計画維持・縮小が市場の注目点。
- 10月28日 アドバンテスト決算(国内半導体)
- 10月29〜30日 日銀金融政策決定会合:政策金利は据え置き見通し。30日に結果公表・総裁会見・展望レポート。
- 10月29日 アマゾン決算
- 10月30日 東京エレクトロン・キオクシアHD・レーザーテック決算
日経平均の先週終値は62,693円(前週比−2,631円・2週続落)。今週の想定レンジは61,000〜64,000円とされており、30日に値動きが集中しやすいとみられている(同上)。
どう読むか
米10年債利回りが5%に接近しつつある中で、FOMC声明が「利上げ継続姿勢」を維持した場合、株式への売り圧力が続く可能性がある。一方、ドル円が200日移動平均を下抜けたことは短期的な円高方向への転換のサインになりうる。ドル建て資産(外国株ETFなど)を保有するNISA口座は、円高になれば円建て評価額が目減りしやすい点を頭に置いておくとよいかもしれない。30日の日銀展望レポートで物価見通しが引き上げられれば、円高・国内金利上昇が同日の半導体決算と重なり、相場の振れ幅が増す局面も想定される。
注意
本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。個別銘柄・インデックスファンドの売買を推奨するものではなく、将来の相場・金利・為替を保証しません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。