ナスダック308ポイント高・円安157円台―今夜のFOMC声明で方向感が決まる局面
10月27日(現地時間)の米国市場はナスダック総合株価指数が308.43ポイント高の26,477.81と大きく上昇し、NYダウも15.99ドル高の52,377.57ドルで引けた。AI関連のIPO期待がハイテク株を押し上げた一方、ドル円は1ドル=157.95円と円安水準が続いている(Myforex「NYマーケットダイジェスト・27日」)。今日(28日)の深夜には米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明が公表される見込みで、今週の方向感を左右する局面だ。
何が起きているか
ナスダック続伸の背景 — AI開発スタートアップの新規株式公開(IPO)申請への期待からハイテク・AI関連株に買いが入った。消費者信頼感指数と新築住宅販売件数がいずれも市場予想を上回り、景気への不安が後退したことも支援材料となった。原油価格は地政学リスク緩和への期待で下落し、エネルギーコスト低下への期待も相場を下支えした(Myforex「NYマーケットダイジェスト・27日」)。
米10年債利回りは5.00%台を維持 — 27日の米10年物国債利回りは5.00%(前日比+0.01%ポイント)で引けた(Myforex「NYマーケットダイジェスト・27日」)。10月上旬には一時5.36%台まで上昇し2002年以来の高水準をつけた経緯があり(熊本日日新聞)、現在は水準を下げているとはいえ依然高い。日銀の政策金利(1.25%)との差は大きく、ドル高・円安圧力が続きやすい構図だ。
今週の焦点: FOMCと日銀会合 — FRBの政策決定会合(FOMC)が27〜28日に開催されており、声明文は28日の日本時間深夜〜29日早朝に公表される予定。市場では今会合は「据え置き」が大勢とされているが、12月以降の利上げを示唆する文言が出るかどうかが注目点。日銀の政策決定会合は30日(木)に予定されており、今週は日米双方の政策決定が重なる(Myforex「NYマーケットダイジェスト・27日」)。
どう読むか
ナスダックの上昇自体はリスク選好の雰囲気を示す。一方、米金利5%台の維持と円安157円台の組み合わせは、輸入食料品・エネルギー・電気代などを通じて家計コストを押し上げやすい方向に効きやすい。NISAなどで米国株ファンドを保有している場合、円安分だけ評価額が増えて見えるが、ドル建てのパフォーマンスとは切り離して確認したい局面だ。今夜のFOMC声明のトーンと、それを受けた為替の反応を引き続き確認していきたい。
注意
本記事は公開情報をもとにした情報提供を目的としており、投資助言ではありません。個別銘柄の売買を推奨するものではなく、将来の株価・為替・金利を保証しません。最終判断はご自身の責任で行ってください。
「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。