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初心者解説

金利が上がると預金・ローンはどう変わる?暮らしへの影響を初心者向けに解説

公開:2026年6月22日執筆:インフレ防衛メディア編集部

金利が上がると「預金の利息が増える」と聞く一方、「住宅ローンの返済が増える」という話も耳にします。どちらも正しく、同じ金利上昇が、預金者には追い風、借り手には向かい風になります。この記事では、金利が動く仕組みから預金・ローンへの具体的な影響まで、初心者向けにひとつずつ整理します。

金利(きんり)とは何か

金利とは、お金を貸し借りするときの「使用料」の割合です。銀行から見ると、預金者からお金を「借りて」企業や個人に「貸し出す」商売をしています。

  • 預金者 → 銀行:あなたが銀行に預けることで、銀行にお金を貸している状態。金利は「お礼」として受け取る利息の割合です。
  • 銀行 → 借り手:住宅ローンや事業融資として貸し出す側。金利は銀行が受け取る「使用料」です。

この金利の大元(おおもと)を決める基準が、日銀(日本銀行)が定める**政策金利(せいさくきんり)**です。市場の預金金利・ローン金利は、概ねこれを起点として動きます。

金利が上がると預金はどう変わるか

政策金利が上がると、銀行が預金者に支払う利息も上がる傾向があります。特に**定期預金(ていきよきん)**の金利は市場金利と連動しやすい特徴があります。

低金利期と金利上昇後では、定期預金の利率に大きな差が生まれます。たとえば年0.01%程度だった1年定期が、金利上昇後には年0.5〜1%台に乗ることがあります(各金融機関・時期によって実際の利率は異なります)。

押さえるポイント:普通預金の金利は政策金利の変化に対して反応が遅く、定期預金のほうが先に動きやすいです。金利上昇期には「普通預金に置きっぱなし」よりも、定期預金などへの振り替えを検討する余地が生まれます。ただし、途中解約には条件があるため事前に確認が必要です。

金利が上がると住宅ローンはどう変わるか

住宅ローンの金利には大きく「変動金利型」と「固定金利型」があり、金利上昇の影響が異なります。

変動金利型(へんどうきんりがた)

  • 市場の短期金利(政策金利に連動)に合わせて半年ごとに金利が見直される
  • 金利が上がれば、将来の返済額が増えるリスクがある
  • 借入当初の金利は低いが、上昇局面では返済計画の見直しが必要になる場合がある

固定金利型(こていきんりがた)

  • 借入時点の金利が返済終了まで変わらない
  • 金利上昇の影響を受けない代わりに、スタート時の金利はやや高め
  • 将来の金利動向が不透明な時期に安心感がある

どちらが有利かは、将来の金利動向・借入額・返済期間・家庭のリスク許容度によって変わります。一概に「固定がよい」とも「変動がよい」とも言えません。

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よくある誤解

「金利が上がれば預金で十分」と思いがち → 金利が上昇しても、インフレ(物価の上昇)率が金利を上回る場合、実質的な購買力(ものを買える力)は低下します。名目金利(数字の上の金利)が上がっても、実質金利(名目金利からインフレ率を引いた値)がマイナスになる環境では、預金だけではお金の価値が目減りし続けます。

「変動金利は危険」と決めつけがち → 変動金利のリスクは金利が上昇するシナリオで顕在化します。借入時に十分な余裕を持った返済計画を立てていれば、変動金利でも対応できる場合があります。自分の収入・支出のバッファーで判断することが重要です。

「住宅ローンはすぐ借り換えるべき」と焦りがち → 借り換えには手数料(保証料・登記費用など)が発生します。金利差・残存期間・諸費用を試算したうえで、コスト回収できるかを確認する必要があります。

次の一歩

金利が上昇局面に入ると、預金・ローン・投資の判断がそれぞれ変わります。以下のステップで状況を整理してみましょう。

  1. 手持ちの預金を整理する:普通預金と定期預金の比率を確認。金利上昇時に定期預金の利率が上がる機会を見逃さないよう、各金融機関の公式サイトで最新利率を定期的にチェックする。
  2. 住宅ローンの金利タイプを把握する:変動か固定かを確認したうえで、金利が上昇したケースの返済額シミュレーションを行う。
  3. 資産全体でインフレに対応する:金利が上がる一方でインフレも続く環境では、株式・投資信託などの実物資産と預金を組み合わせ、資産全体の実質価値を維持する考え方があります。

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注意

本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。特定の銘柄・商品の売買や利益を保証・推奨するものではありません。手数料・制度内容・還元率は変更される場合があるため、最終判断は各社公式情報を確認のうえご自身の責任で行ってください。数値・実績に触れる場合は出典(公式・一次情報)と取得日を明記します。

インフレ防衛メディア編集部

「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。