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初心者解説

ROEとは?自己資本利益率で「稼ぐ力」を読む基本指標をやさしく解説

公開:2026年6月26日執筆:インフレ防衛メディア編集部

ROE(自己資本利益率)は、株主から預かった資本をどれだけ効率よく利益に変えたかを示す指標です。「稼ぐ力」を測るバロメーターとして、PERやPBRと並ぶ企業評価の基本指標の一つです。

ROE(自己資本利益率)とは

ひとことで言うと:株主資本(純資産)に対して、1年間でどれだけの利益を上げたかを示す割合です。

計算式は次のとおりです。

ROE(%)= 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100

たとえば、純利益100億円・自己資本500億円なら ROE は20%。自己資本1円あたり0.2円の利益を生み出していることになります。数値が高いほど資本を効率よく使って稼いでいる、低いほど資本に対して稼ぎが少ない、と読みます。

初心者の見方

何を読み取れる指標か

企業が株主の資本をどれだけ効率よく運用しているかの目安になります。同じ業種・規模の企業を比べるときに使いやすく、ROEの高い企業は「少ない資本で多く稼げている」と評価されやすいです。

目安水準

一般に日本株では10%前後を一つの参考ラインとして使う場面が多いです。かつて日本企業は欧米に比べROEが低い傾向にあり、東京証券取引所が2023年以降に資本効率の改善を上場企業に求めた背景もあります。ただし業種によって水準は異なるため、同業他社との比較が基本です。

PBRとROEの関係

PBR ≈ PER × ROE

この関係から、ROEが低いとPBRも低くなりやすいことがわかります。PBR1倍割れの企業であっても、ROEが低いままでは「解散価値より安いから割安」とは言いきれません。PBRが低い理由を確認することが大切です。

レバレッジに注意

ROEは自己資本を分母とするため、借入(負債)を増やして自己資本の比率を下げることでも数値が上がります。純利益の成長を伴わないROE上昇は財務リスクが増している可能性があるため、同時に自己資本比率や有利子負債の水準も確認しましょう。

似た指標との違い

指標分母見ている側面
ROE自己資本(株主資本)株主の資本からどれだけ稼いだか
ROA総資産会社全体の資産からどれだけ稼いだか

ROEは株主視点、ROA(総資産利益率)は会社全体の視点で「稼ぐ力」を測ります。

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注意

本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。指標は判断材料の一つで、特定銘柄の売買や利益を保証・推奨するものではありません。基準値や計算方法は前提により異なる場合があります。具体的な数値・実績に触れる場合は出典(公式・一次情報)と取得日を明記します。

インフレ防衛メディア編集部

「事実(開示・報道)と値動きを分けて見る」を編集方針に、初心者向けの資産防衛情報を整理しています。 本記事は投資助言ではありません。